2018/10/12
食中毒・感染症ニュース(2018.10.12更新)
■敬老会で集団食中毒 普代、ウエルシュ菌検出
(2018.9.26 岩手日報 https://www.iwate-np.co.jp/article/2018/9/26/24085)
県は25日、ウエルシュ菌による集団食中毒を起こしたとして、普代村下村の国民宿舎くろさき荘(茂石純一支配人)の飲食営業部門を食品衛生法に基づき同日から4日間の営業停止処分とした。
県によると、21日に開かれた敬老会に同宿舎が調理・提供した魚介類の煮物、煮しめなどの仕出し料理を食べた70~90代の慶祝者103人と4歳から80代の運営スタッフら97人が下痢や腹痛などの症状を訴えた。うち5人が通院した。全員が回復または回復傾向にある。
久慈保健所の調査で、複数の患者の便からウエルシュ菌を検出したことなどから、仕出し料理が原因の食中毒と断定した。県内でウエルシュ菌の食中毒による営業停止処分は今年初。
■都城ホテル31人食中毒 サルモネラ属菌検出
(2018.9.26 宮崎日日新聞 http://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_34635.html)
県は25日、都城市栄町の都城グリーンホテルで調理、提供された料理を食べた102人のうち、5~68歳の男女計31人が腹痛や下痢などの食中毒症状を訴えたと発表した。このうち、7人の便からサルモネラ属菌を検出。都城保健所は食中毒と断定し、同日から3日間、同ホテルの調理施設を営業停止処分とした。
■つくば市で食中毒 男性5人が発症
(2018.10.3 産経ニュース https://www.sankei.com/life/news/181003/lif1810030018-n1.html)
茨城県は3日、同県つくば市二の宮の飲食店「音音(ねね)」で飲食した10~20代の男性5人が、下痢や発熱などの症状を訴えたと発表した。重症者はなく、全員快方に向かっている。
5人は9月22日に同店で焼き鳥や鶏そぼろなどを食べた。県衛生研究所の検査で、患者から原因菌のカンピロバクター属菌を検出。つくば保健所は3日、同店の料理が原因の食中毒と断定した。
■長崎の中学生100人が食中毒症状 フェリー内で食事
(2018.10.4 朝日新聞 https://www.asahi.com/articles/ASLB43GD9LB4TIPE00B.html)
北九州市は4日、大阪から北九州へ向かうフェリー内の飲食店で食事をした、長崎県佐世保市の修学旅行生約100人が9月中旬、吐き気や下痢の食中毒症状を訴えていたと発表した。36人が医療機関を受診。その後の調査で生徒23人と調理従事者1人からノロウイルスが検出された。入院患者はいないという。
北九州市保健衛生課によると、共通の食事をしたのは中学校2校の生徒149人。9月13日に大阪市で乗船。北九州市に向かうフェリー内で同日午後7時ごろ食事をしたところ、14日午前5時ごろから、生徒らが吐き気などの体調不良を訴え始めたという。修学旅行の日程に影響はなかった。
北九州市はこの飲食店を4日から2日間の営業停止処分にした。