ブログ

おう吐物の飛散範囲は?ノロウイルスの二次感染リスク

人がおう吐した際、どの程度の範囲に飛散するかご存知でしょうか?

 

実は、「床面の飛散範囲が、半径1.6〜2.3mまで飛散した」という実験結果があります。

※高さ100cmから模擬おう吐物を自然落下した場合。

※【出典】東京都健康安全研究センター 「おう吐物によるノロウイルスの飛散」

 

つまり、おう吐が発生した時に居合わせた周囲の人々にも、おう吐物が飛散している可能性があると言えます。

 

さらに、おう吐物を処理する際にも、不用意に人が近付くと二次感染のリスクが高まります。

 

おう吐物の処理は一人で行い、次に駆けつけた人は周囲に人を近づけないよう声掛けを行うなど、役割分担すると良いでしょう。

 

ある保育所では、複数人で処理を行わず日毎で担当制にしており、発症時間の目安である48時間のあいだは、処理者の体調の変化に気を配るようにしているそうです。

 

おう吐物には、ノロウイルスなど感染性のあるウイルスが含まれている可能性があります。

 

おう吐が発生した時は、周囲2.3mの範囲内にも飛散している可能性が高いと考えて、適切な処理や対応を行いましょう。