月別アーカイブ 2024年7月

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新型コロナ感染拡大「 KP.3 」

各地で新型コロナ感染者が急増

感染者が急増している新型コロナウイルスですが、新たな変異株

KP.3の影響と言われています。

2024年3月、アメリカで初めて確認された新型コロナウイルスの新たな変異株「KP.3」は、世界中で注目を集めています。これまでに流行した他の変異株と同様に、KP.3も特有の特徴を持ち、感染拡大のリスクが高まっています。

KP.3は従来の変異株に比べて感染力が高く、短期間で多くの人々に感染する可能性があります。

KP.3とは

新型コロナウイルスの変異株の中で、オミクロン株(B.1.1.529系統)は特に注目されてきました。KP.3もこのオミクロン株の変異型であり、いくつかの共通点と独自の特徴があります。

オミクロン株とは

オミクロン株は、2021年11月に南アフリカで初めて報告された変異株です。この株は非常に多くのスパイクタンパク質の変異を持ち、急速に広まりました。オミクロン株にはいくつかのサブライン(亜系統)があり、これまでに多くの派生型が確認されています。

KP.3はオミクロン株の亜系統の一つです。つまり、オミクロン株の遺伝的変異を受け継ぎつつ、新たな変異を持つウイルスです。

そのため、オミクロン株でウイルスの不活化検証をしているジェスパを使用して感染防止対策にお役立て下さい。

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手足口病 定点あたり報告数 前週比34%増加、トップは三重県

全国の状況 第26週(6/24~6/30)

国立感染症研究所から第26週(6/24~6/30)データの状況を感染状況の多い、都道府県を抜粋。

全国数値のため、各自治体が公表する数値よりも1週間程度遅れています。

全国報告数26,544人 定点あたり報告数 8.45人

都道府県 報告数 定点あたり報告数
1 三重県 1000 22.73
2 兵庫県 1731 13.42
3 鹿児島県 653 12.8
4 香川県 357 12.75
5 埼玉県 2027 12.51
6 滋賀県 427 11.86
7 岡山県 617 11.43
8 岐阜県 595 11.23
9 富山県 317 10.93
10 静岡県 954 10.72
11 徳島県 243 10.57
12 広島県 764 10.47
13 奈良県 346 10.18
14 栃木県 487 10.15
15 東京都 2609 9.88
16 愛知県 1789 9.83
17 千葉県 1220 9.68
18 熊本県 482 9.64
19 山口県 411 9.56
20 福岡県 1123 9.36

このほか、警報基準の5.0を超えている、道府県は36となっています。

手足口病:大人も注意が必要な感染症

手足口病は、エンテロウイルスによって引き起こされる感染症で、主に乳幼児や子供に多く見られます。しかし、大人もまれに感染することがあり、その際のリスクや対処法について理解しておくことが重要です。

子供が感染しやすい理由

子供は免疫力が未熟なため、手足口病のウイルスに対する抵抗力が低く、感染しやすいです。特に、幼稚園や保育園など集団生活をしている子供は、接触機会が多いため感染リスクが高くなります。

大人が感染した場合のリスク

大人が手足口病に感染すると、次のようなリスクがあります。

  1. 重症化のリスク: 大人が感染すると、子供よりも症状が重くなることがあります。特に、発疹の数や痛みが強く、高熱や全身の倦怠感が顕著に現れることが多いです。

  2. 症状の長期化: 子供に比べて症状が長引く傾向があり、特に口内の潰瘍が治りにくく、食事や飲み物を摂る際に長期間痛みが続くことがあります。

  3. 合併症のリスク: まれに大人でも髄膜炎や脳炎などの重篤な合併症を引き起こすことがあります。これらは早期に医療機関での対応が必要です。

  4. 免疫力低下時の感染: 慢性疾患を持っている場合や免疫抑制療法を受けている大人は、感染しやすく、症状も重くなることがあります。

回復後も、糞便にウイルスが含まれている可能性

手足口病が完治した後も、感染者は数週間にわたってウイルスを含んだ糞便を排出することがあります。この期間中は以下の点に注意する必要があります。

注意点

  1. トイレの衛生管理: 感染者が使用したトイレは、定期的に除菌を行うことが重要です。特に便座やフラッシュレバーなど、手で触れる部分は徹底的に清掃します。

  2. 手洗いの徹底: トイレ使用後には必ず石鹸と水で手を洗います。また、おむつ替えの後や糞便に触れた後も同様です。手洗いを怠ると、他の家族や同居人に感染を広げるリスクが高まります。

  3. おむつの処理: 小さな子供が手足口病にかかった場合、おむつの処理には特に注意が必要です。使用済みのおむつは密閉できる袋に入れてから廃棄し、手洗いを徹底します。

  4. 食事の前後の手洗い: 食事の前や調理の前にも手洗いを徹底します。これにより、ウイルスが食べ物や食器に付着するのを防ぎます。

  5. 家族への周知: 家族や同居人にも手足口病の特性と予防策を周知し、感染拡大を防ぎます。特に免疫力が低い高齢者や慢性疾患を持つ人がいる場合は、感染防止策を強化します。

感染予防策の実践

手足口病が治癒した後も感染予防策を続けることで、家族内やコミュニティでのウイルス拡散を防ぐことができます。これらの対策を徹底することで、再感染や他の人への感染を予防できます。

まとめ

手足口病は通常、数週間で症状が治まりますが、完治後もウイルスを排出し続けるため、適切な衛生管理が重要です。特に、トイレの使用後やおむつの処理の際には、徹底した手洗いや消毒を心がけることで、他の人への感染を防ぐことができます。家族全員がこの感染予防策を理解し実践することで、安全で健康な環境を維持することができます。

流行期には特に、トイレ個室内、おむつ交換台付近、こどもたちが触れるおもちゃなど、ジェスパを噴霧して、感染予防にお役立て下さい。

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殺菌料製剤ジェスパについて

ジェスパ災害備蓄シール

災害備蓄品としてのジェスパ

ジェスパ20L 10Lに貼り付けられる、災害備蓄品シールを作成しました。

ジェスパの有効期限は製造日から1年ですが、水を使用しない希釈不要タイプのため、水が使用できない災害時に利便性がさらに高まります。

使用期限から逆算して消費することも可能ですので、備蓄用として保管されている場合は、こちらのシールをご利用下さい。

中央部に貼れるようなサイズ感にしています。

シールは、ジェスパを使用した事がない方が見ても、どのようなものかわかるような名称を記載しています。

ご希望の場合、ご注文時にお申し付け下さい。FAX注文用紙、WEBからのご注文の際には、備考欄に「備蓄シール希望」と明記して下さい。

過去の震災ではトイレの衛生問題が課題に

震災では避難所における、衛生問題が課題となります。

トイレという点においては、人が集まった時点から発生します。

水が使用できないため、排泄物で溢れ感染症胃腸炎の一因にもなります。

東日本大震災の際、宮城県や岩手県の避難所でノロウイルスによる集団感染が発生した事例が報告されています。これらの避難所では、清潔な水の確保が困難で、トイレの衛生状態が悪化したために、感染症のリスクが増大しました。

  1. 清掃と消毒の不足:

    • 避難所のトイレや共用スペースの清掃が十分に行われず、ノロウイルスなどの感染リスクが高まりました。
    • 特に、嘔吐物や排泄物の適切な処理がされない場合、感染が広がるリスクが増加します。
  2. 適切な消毒剤の備蓄:

    • 避難所には次亜塩素酸ナトリウムなどの有効な消毒剤の備蓄が求められますが、十分に確保されていない場合があります。
    • アルコール消毒液はノロウイルスに対して効果が低いため、次亜塩素酸ナトリウムなどの適切な消毒剤を使用することが重要です。
  3. 手指衛生の徹底:

    • 避難所では、手洗いの徹底が求められますが、水の供給が不安定なため、手指の衛生状態を保つことが困難です。
    • アルコール手指消毒剤は限られた効果しか持たないため、より効果的な方法を模索する必要があります。
  4. 衛生教育と啓発活動:

    • 避難所での衛生教育や啓発活動が不十分であるため、感染症の予防策が適切に実施されていないケースがあります。
  5. 避難所の運営体制の強化:

    • 避難所の運営スタッフが不足している場合、清掃や消毒などの衛生管理が行き届かないことがあります。
    • 運営体制の強化とボランティアの活用が重要です。

災害用トイレでも活躍する、消臭、除菌機能を持った、凝固剤にこにこパウダーもございます。

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